cafe impala|作家・池澤夏樹の公式サイト

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3月11日を何度でも想う 関連作品のご紹介

3月11日を何度でも想う 関連作品のご紹介

「社会をよりよくしたいというあの雰囲気は、結局、災害時だけのユートピア幻想に過ぎなかったのか。」——池澤夏樹(日本経済新聞・2016年3月1日朝刊より)

 

東日本大震災/福島第一原子力発電所の事故から5年。あの日のすべてを忘れないために、池澤夏樹作品より4つのエッセーと4つの小説をご紹介します。

 


春を恨んだりはしない(枠付)【エッセー】春を恨んだりはしない

「ぼくは震災の全体像を書きたかった」。2011年3月24日より被災地に通い、見たこと/考えたことをリアルタイムで書き続けた記録。

>> 単行本(2011/09)
>> 電子本(2015/03)
>> 文庫本(2016/01)


soutounofune【小説】双頭の船

巨大な波が押し流した町、空が落ちて壊れた土地へと、不思議の船は向かう。東日本大震災の現実を見つめた著者の、被災地再生への祈りに満ちた魅惑の物語。

>> 単行本(2013/03)
>> 文庫本(2015/11)
>> 電子本(2016/03)


tanoshii【エッセー】楽しい終末

核兵器、レトロウイルス、環境問題、侵略……。テクノロジーは人類をどこへ連れていくのか。23年前、原子力発電に対する自らの視座を改めて方向づけた一冊。

>> アプリ(2011/12)
>> 文庫本(2012/08)
>> 電子本(2016/03)


すばらしい新世界_文庫【小説】すばらしい新世界

ヒマラヤの奥地へ風力発電の技術協力に赴いた林太郎。そこで人々の暮らしや信仰に触れた彼は、現代の文明が失ったものを考えるようになる。

>> 文庫本(2003/10)
>> 電子本(2015/09)


母なる自然のおっぱい【エッセー】母なる自然のおっぱい

そこに浮かび上がるのは、知性を武器に自然から遊離してゆくホモ・サピエンスの、寂しく不安な姿。自然と人間の関係に関する12の論考。

 

>> 電子本(2015/04)


真昼のプリニウス_スキャン【小説】真昼のプリニウス

人は自然の脅威とどのように折り合いをつけるのか。火山学者として、あるいは一人の人間として、頼子は浅間山の火口に向かう。

>> 文庫本(1993/10)
>> 電子本(2015/03)


終わりと始まり(枠付)【エッセー】終わりと始まり

原子力、沖縄、水俣、イラク戦争の問題を問い続け、東北の被災地に立って重ねた思索。朝日新聞に連載中の同名のコラムより、09年〜13年の48本を収録。

>> 単行本(2013/07)
>> 電子本(2014/09)
>> 文庫本(2015/07)


タマリンドの木【小説】タマリンドの木

タイの難民キャンプでボランティアとして働く修子と、会社員の野山。自分の意思を貫きひたむきに生きる女性と優しくて不器用な男の、愛の物語。

>> 電子本(2014/07)