エッセー/評論
小説の羅針盤
集英社e単行本
この15人はみなぼくが好きな文学者たちであり、尊敬する人々であり、影響を受けた人たちだ。
上田秋成、森鴎外からピンチョン、カーヴァー、山田詠美まで、稀代の読み手でもある池澤夏樹が好きな作家や詩人、思想家を自分のまわりに並べて、それぞれの作家の本質を鮮やかに突く。もっともっと本が読みたくなる、軽やかな作家論。
作品情報
< 目次 >
上田秋成
雨月と春雨の間
セーレン・キルケゴール
神を前にしての絶望は罪である
森 鴎外
文学の設計者
内田百閒
生活と悪夢の人
日夏耿之介
詩人としての日夏耿之介
アーネスト・ヘミングウェイ
あまりにも二十世紀的
中島 敦
知性と南風
ロレンス・ダレル
二つの仮定
吉田健一
小説からの逸脱
中村真一郎
一つの精神の数々の側面
ジャック・ケルアック
真の詩人はいつでも早すぎる
日野啓三
ただ美しい逸脱の物語
宇宙のゆらぎを受信するアンテナ
境界の上に立つ人たち
トマス・ピンチョン
『V.』の航時性について
レイモンド・カーヴァー
Kマートのリアリズム?
山田詠美
倫理と人工言語
あとがき
発売日:2021/4/8
発行:集英社
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この作品のレビュー
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公開:2021年04月14日 - 最終更新:2021年11月07日