小説
静かな大地
朝日文庫
短い繁栄の後で没落した先祖たちのことを小説にするのは、彼らの物語を聞いて育ったぼくの夢だった——池澤夏樹
朝日新聞連載小説の単行本化。明治初年、淡路島から北海道の静内に入植した宗形三郎と志郎。彼らとアイヌの人々の繁栄と没落をえがく壮大な叙事詩。日本近代が捨てた価値観を複眼でみつめる、構想10年の歴史小説。第3回親鸞賞受賞作。
解説・高橋源一郎
作品情報
< 目次 >
煙の匂い
最初の夏
鮭が来る川
札幌官園農業現術生徒
鹿の道 人の道
フチの昔話
戸長の婚礼
函館から来た娘
栄える遠別
砂金掘り
チセを焼く
神威岳
馬を放つ
あの夕日
遠別を去る
発売日:2007/6/7
出版社:朝日新聞社
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この作品のレビュー
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公開:2008年09月17日 - 最終更新:2019年03月23日