小説/短篇集
砂浜に坐り込んだ船
死者を思いながら生きていく。
すぐ隣りにある死。語りかけてくる死者。死を思いつつ生きることが人生を深くする――。札幌近郊の海岸で、砂浜に坐り込んだような姿で坐礁した大きな貨物船。その写真を眺めていると、死んだ友人が語りかけてくる。夫に先立たれた母と暮らし、旅と遊びが好きだった。友人の苦しい晩年と、行方の見えない自身の現在を描く表題作など、生と隣りあわせにある死を描いて、人生の奥深さ、底知れなさに触れる全8篇。
作品情報
< 目次 >
砂浜に坐り込んだ船
苦麻の村
上と下に腕を伸ばして鉛直に連なった猿たち
大聖堂
夢の中の夢の中の、
イスファハーンの魔神
監獄のバラード
マウント・ボラダイルへの飛翔
発売日:2015/11/25
出版社:新潮社
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公開:2016年01月02日 - 最終更新:2019年06月14日