池澤夏樹の旅地図
知性と好奇心が誘う
思索の旅へ。
北海道に生まれ、東京、ギリシャ、沖縄、フランスと居を移しながら数多くの旅を続けてきた池澤夏樹が、これまでの軌跡を振り返り、旅=移動をめぐる文章や発言をまとめた1冊。
エッセイ、旅日記、対談、インタビューなど多彩なテキストと、旅先や移住地での写真を多数収録。
そこに見出されるのは、移動の記録と思索、語り、イメージが重なり合うひとつの旅地図であり、「現代における遊行の者」としての著者の生きかたである。
池澤夏樹の小説・エッセイの作品世界には、常に移動の気配が漂います。南の島や北の大地へと想像力は世界中を旅し、また作家自身も住み処としての土地を定めない移動の民。池澤夏樹と「旅」は切っても切り離せない関係にあります。 本書は、作家・池澤夏樹を「旅」というフィルターで抽出した、今までありそうでなかった池澤夏樹の丸ごと一冊作家本です。紀行、書き下ろしエッセイ、対談、インタビュー…理知的かつ透明な言葉と感性のビジュアルが交錯し、異郷に空想世界を形作る「旅地図」という名のロードムービー。
作品情報
< 目次 >
Departure
旅とトポス 土地と人の仲
池澤夏樹とカンボジアに行く アプサラスの踊り
移動の民の回想録「ぼくはこんな旅をしてきた」
池澤夏樹の空想アトラス—小説が生まれる場所
旅の地形学 地図とコンパスとガイドブック
ギリシャ旅日記 デルフィへの帰還
池澤夏樹が選ぶ「旅本」
池澤夏樹が選ぶ「旅シネマ」
池澤夏樹が選ぶ「旅音楽」
On The Road
沖縄への手紙 酸素と窒素と神様で空気ができている島
沖縄について語るべきこと 帰りそびれた観光客
旅先の本屋で 古事記を巡る旅
民俗学・博物学・文化人類学 博物館から旅は始まる
楽園の曖昧な根拠 あるいは移動と移住についての反省
北へ帰る おびひろ1950
池澤夏樹全著作ガイド 異郷の書架
Fontainebleau
発売日:2007/3/1
出版社:世界文化社
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