エッセー
異国の客
集英社e文庫(電子書籍)
その土地を拠点としてものが見えること、世界のからくりがわかること、が大事なのだ。
パリから南へ50km下った森の中の街フォンテーヌブロー。家族と共に移り住んだ著者が、日常の中でフランスの伝統的文化や芸術、現代の世相に触れながら思索を重ねる。
「異文化の中に入って、出自を異とする人々に出会い、言葉を覚え、見知らぬものを食べ、異なる習慣を覚える。」この世界を理解するために。
異国の客として暮らす日々の発見と、しなやかで豊かな思索のクロニクル。
作品情報
< 目次 >
始まりの日々
空港、町の景観、車
個人と社会
黄色い空、学校、宣言
広場、古道具屋、ティタンとスカーフ
川の風景、マニフ、記憶論とチベット
雪と春、ヨーロッパの記憶装置、三人の少年
高校生、法王の死、シャルトルと須賀敦子
アスパラガスと茸、ベルリンの記念碑、ヨブの妻
緯度と夜、EU憲法、フロランスとフセインの帰還
あとがき
配信開始日:2019年9月27日
出版社:集英社
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公開:2019年10月03日 - 最終更新:2020年01月31日