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毎年秋に開催を予定している「レビューコンテスト」では、毎年9月末までに投稿いただいたレビューの中から入賞作品を選ばせていただきます。コンテストでは、cafe impala 編集部と外部の有識者の方々との厳正な審査の上、受賞作品を選定いたします。
レビューコンテスト受賞者には、池澤夏樹本人へ直接質問する権利やimpala e-books読み放題特典など、ささやかながら素敵なプレゼントをご用意しています。
※但し、新規に投稿されたレビュー数が50本を下回る場合は、選考を翌年に繰り越しさせていただきます。
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レビューに関連する最新情報
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動画公開

「池澤夏樹の書評の書き方講座」Part4(最終回)の動画を公開しました
「impala e-books」1周年を記念して開催された「池澤夏樹レビューコンテスト」。その授賞式の一部として行われた「書評の書き方講座」の動画の最終回をお届けします。書き起こしテキストとあわせてお楽しみください。 & …
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動画公開

「池澤夏樹の書評の書き方講座」Part3の動画を公開しました
「impala e-books」1周年を記念して開催された「池澤夏樹レビューコンテスト」。その授賞式の一部として行われた「書評の書き方講座」の動画をお届けします。書き起こしテキストとあわせてお楽しみください。   …
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動画公開

「池澤夏樹の書評の書き方講座」Part2の動画を公開しました
「impala e-books」1周年を記念して開催された「池澤夏樹レビューコンテスト」。その授賞式の一部として行われた「書評の書き方講座」の動画をお届けします。書き起こしテキストとあわせてお楽しみください。   …
最近のレビュー
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『 キトラ・ボックス 』
世界地図の、いや地球儀の、ユーラシア大陸の中央辺りから東側、そして朝鮮半島を経て日本海をはさみ日本列島の西側。日本国を悠に超えた地域を思い浮かべる。
この広い地域が壮大なミステリードラマ「キトラボックス」の舞台である。時は、飛鳥時代と現代。池澤氏のミステリー小説は、初めて読んだのだが、池澤氏らしいロマン溢れるストーリー設定と知見に富んだ魅力的な登場人物達に、即気持ちは引き込まれた。
倭国の時代に国を動かし政を行い、日本国を作っていった貴族達。そして海を超えて大陸に渡った遣唐使達。彼らの高い志や雅な生活や文化の記述は文中に多いというわけではないが、充分に頭の中に映像で再現することができた。歴史の授業で習う有名人の名前もいくつも登場し、彼らの動向は興味深いドラマ仕立てで展開されていく。
ほぼ知識のないウイグルの風土や文化や生活の様子などは、この地域出身の考古学研究者、物語の主人公「可敦」を通して色鮮やかに再現されている。大陸の砂漠の中の大きな都市で、絹織物の服を纏い、金の装身具を身につけて暮らすウイグルの女性達の優雅でひたむきに生きる様子が目に浮かぶ。
時を超えて二つの国を結ぶ物語は、宝物の銅鏡や、かの有名なキトラ古墳の石室内の壁画、ウイグルやチベットと中国との諸々問題と、池澤氏的なスピリチュアル要素とを織り交ぜながら、優しく、しかしながら速いテンポで進んでいく。
残虐非道な記述の全くないミステリー小説で、そこがこれまで読んだ他の作家の多くのミステリー小説と大きく異なる。あくまでも純粋に、「何故?」の部分へ、興味が自然に湧き起こるのだ。しかも歴史や文化人類学の教養の分野にまで強い興味が生まれ、50代の普通のパート従業員の私が今後もっと勉強したいとまで思ってしまう不思議さがある。ミステリー小説を読んでここまで知的探究心をそそられたのは初めてである。
もうひとつ心境に変化があった。星の導きを占う陰陽師についてだ。現在の高度文明の社会ではもはや、その技術も存在もどこかへ据え置かれているだろうけど、かつてはきっと本物の実力を持つ陰陽師のような人間が存在していたのかもしれないと考えるようになった。科学とスピリチュアル、相反する両方に深い知識と思想のある池澤氏ならではの、美しく優しい教養の深いミステリー小説である。ジェイク -
『 夏の朝の成層圏 』
池澤夏樹さんの大ファンです。「夏の朝の成層圏」は、30年ほど前パラオの小さなホテルのロビーの本棚で、偶然手に取りました。以来「人生の一冊」になっています。島の精霊と主人公の語らいの部分に特に共感しています。初めてレビューを投稿致します。どうか池澤夏樹さんに気持ちが届きますように。
久米由美
