エッセー/コラム
終わりと始まり 2.0
朝日文庫
「日本文学全集」の個人編集で評判の著者による、コロナ禍の今も読みごたえのある、朝日新聞好評連載の名コラム文庫化第2弾。
文学と科学とジャーナリストの眼をもち移動する文化人は、
被災地、沖縄、熊本、水俣、ベルリン、ギリシャへと足を運ぶ。
苦境の人びとの話に耳を傾け続け、日本の危機、戦争のできる国への変貌を憂える。
かたや小説家として『古事記』の現代語訳にとりくみ、
心は古代日本へとぶ。
正倉院の御物、高千穂の夜神楽、伊勢神宮へ。
映画では有名ラッパーの「アート・オブ・ラップ」の意外な面白さ、
トルコの「雪の轍」とウクライナの「ザ・トライブ」から言葉と身振りに注目し、
妥協のない検証の姿勢をみる。
鶴見俊輔の融通無碍な思考法、
ピカソの「フランコの夢と嘘」から政治の国をまとめる詐術、
与那国島からの本ではウマとヒトとの仲……
縦横無尽な知性がとらえる繰り返し読んでも発見のある59の名コラム。
解説:中島岳志
作品情報
< 目次 >
憲法をどう論じようか
第一次世界大戦の教訓
災害体験という資産
弱者の傍らに身を置く
隣人と認め合う努力
死にかけの三権分立
東電の責任と倫理観
難民問題を考える
トランプ大統領と「事実」
ビッグデータとAI
それでも、愚直に選ぶ
他
発売日:2022/01/07
出版社:朝日新聞出版
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この作品のレビュー
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公開:2022年02月22日 - 最終更新:2022年09月29日