クジラが見る夢
今は亡きジャック・マイヨールと過ごした幸福な日々。
心に刻まれた、クジラとの遭遇。
高砂淳二、垂見健吾の写真と共に贈る、貴重な旅の記録。
1994年の春、ジャック・マイヨールはカリブ海の島にいた。映画『グラン・ブルー』主人公のモデルにして素潜りの世界記録樹立者は、いかにして水深105メートルに到ったのか。イルカに導かれて長い歳月を海で生きる彼の思想はどんなものか。そして野生のイルカやクジラと泳ぐ夢はかなうのか。すべてを確かめるため、ジャックと共に過ごした著者が贈る「幸福な日々」の記録。写真多数収録。
作品情報
< 目次 >
まえがき
Photo Album 1 Bimini and Stripe
第一章 バハマ沖
Photo Album 2 to the depth
第二章 サウス・ケイコス
Photo Album 3 in South Caicos
第三章 シルバー・バンク
Photo Album 4 on the boat
Photo Album 5 with the whales
電子版オリジナルコンテンツとしてイルカの鳴き声入りの映像を収録
発売日:2014/07/01
発行:株式会社ixtan
製作・発売:株式会社ボイジャー
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この作品のレビュー
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『 クジラが見る夢 』
クジラやイルカと遊べるかどうかは わからないけれど、
リゾート地に遊びに行って 手持ちぶさたになったときに、
海の見えるカフェなんかの デッキチェアでくつろいで
手元の携帯やPCで こんなのを 読めたらいいなぁ、と思う。万一 天候に恵まれなくっても、
高砂さん撮影のごきげんな青い海の写真を見てたら 気持ちも慰められるというもの。
深い海の底や クジラの考えや交信におもいを馳せれば
遠い時代か異次元の世界にタイムスリップしたような気分になれそう。等身大のジャック・マイヨール氏に触れる実感があるのも、
池澤さんが「取材対象」としてでなく、人と人との付き合いの中で描き出しているからだろう。
たまに 池澤さんご自身がちらっと出てくるところもご愛嬌。
自分がクジラを追う船に同乗しているかの錯覚に陥ったりする。
一度も見たことがないにも関わらず、クジラと親しくなったような氣がしたりもする。
ちょっと お得な作品だと思う。川口行子