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【本日の栄町市場】
「マナ健康食品」。なんのお店でしょうか?
ハワイイの神聖で雄大な自然を連想して、健康食品だからとアサイボウルかな?と思った方もいるのではないでしょうか。違います。正解はムーチーのお店です。
お父さんの盛保さん(106歳までお元気だったそう!)の時代は健康食品をたくさん扱っていたそうだが、今は跡を継いだ米子さんの手作りムーチーがメイン商品だ。
ムーチーというのはサンニン(月桃)の葉で包んで蒸した餅のこと。旧暦の12月8日に健康と長寿を祈願して食される。その時期、保育園や小学校で子供たちが手作りするために、サンニンの葉が大量に無くなる地域もあるとか、ないとか。「ウニムーチー(鬼餅)」という民話もあり、子供に話すには残酷かとも思うけれど、幼いわたしはその話が好きだった。
ムーチーは探していないときはなんとなく目に入ってくるのに、いざ、食べたいと思うとなかなか見つけられない。里帰りしている友達はいつもムーチーを町で見つけられず、泣く泣く那覇空港で真空パックされたムーチーを買って帰る。
でも、「マナ健康食品」のムーチーはその日の朝、つくりたてホヤホヤ。注文もあるから多くて30個くらいしか店頭には並ばない。冷蔵庫に入れれば1週間は持つ。
ここのムーチーを知ってから、内地に戻る友達にも持たせているし、東京へ遊びに行くときにも「マナ健康食品」のムーチーを買っていく。沖縄を離れて内地で暮らす友人からのリクエストはムーチーが結構多いから。
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