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【本日の栄町市場】
一昨年の年末に「パチリ」はオープンした。もう一年半も経ったのかぁ。
アメリカ直輸入のポップな色遣いの子供服やカラフルな古着が所狭しと並ぶ。店に入った途端、あなたは栄町市場からサンディエゴへトリップできるでしょう。
以前、店主の伊福さんがディスプレイの本を小書店に注文した。勉強熱心な伊福さんは「パチリ」のディスプレイやレイアウトをこまめに変えている。商品も足したり引いたり。日々、試行を繰り返しているのがわかる。そのたび、新しい店に来たみたいで新鮮だ。
友人への出産祝いを購入したとき、伊福さんが紙おむつも足してオムツケーキを作ってくれた。これって、ものすごいサービスとアイディアだと思う。オムツケーキの洒落た存在は知っていたが、まさか栄町市場でお目に掛かれるとは。新しい店を受け入れるのが栄町市場のいいところ。そして、市場はまたひとつ新しい魅力を手に入れた。
そうそう、伊福さんが小書店で買うのはディスプレイ関連の本だけじゃない。小説をよく買っていくのだが、選ぶ作家がとにかく渋い。彼女の店のポップさとはものすごいギャップなのだ。サンディエゴから新大久保って感じ。そのギャップがわたしの密かな楽しみでもあったりする。
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